一般社団法人日本皮膚悪性腫瘍学会

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理事長挨拶

土田 哲也
埼玉医科大学教授(皮膚科)

 このたび、大塚藤男筑波大学教授の後任として日本皮膚悪性腫瘍学会の理事長をお引き受けすることになりました。埼玉医科大学皮膚科では1985年~1997年まで事務局を担当しましたが、今回15年ぶりの担当になります。この15年間、社会・医療情勢は様変わりし、現在学会としても早急な対応が求められていますが、一方では、常に本学会の原点・存在意義を見失わないよう運営を行っていく所存です。

 日本皮膚悪性腫瘍学会は皮膚悪性腫瘍全般の研究・診療の発展を目的とする学術団体です。皮膚悪性腫瘍に対する診療の重要性は社会的にまだ十分に認識されているとはいえませんが、高齢化社会を迎えて皮膚の悪性腫瘍も増加の一途をたどっており、これに対応する本学会の存在意義が高まっていることは確かです。

 本学会は、皮膚科、形成外科、病理、その他の臨床・研究分野における活発な診療・研究成果を公表し切磋琢磨することにより、学会員が幅広い視野を共有するとともに、皮膚悪性腫瘍診療の専門性の向上、臨床および基礎研究の発展に貢献してきました。現在、メラノーマを中心として、治療のブレイクスルーがなされ、皮膚悪性腫瘍診療においては、大きな変革の時期を迎えています。本学会が皮膚悪性腫瘍の診療・研究に係わる皆さまと協力しつつ皮膚悪性腫瘍の克服に力を発揮すべき時代です。

 がん専門医については、現在、すべての領域に共通のがん治療認定医、各学会におけるsubspecialityとしての領域別専門医がありますが、その位置付けについては、専門医制度全体の議論とからんで、まだ、流動的な状況です。本学会の関与については、これからの課題です。また、本学会では、「皮膚悪性腫瘍取扱い規約」を編集し、「皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン」については、日本がん治療学会、日本皮膚科学会と協力して作成に参画し改訂も行っています。皮膚悪性腫瘍の診療レベルの向上に大きく寄与するものと期待しています。

 学会の広報活動の一環としてホームページを開設しています。本学会の活動、入退会手続きなどをご案内するとともに、機関誌“Skin Cancer”の抄録や投稿規定などが閲覧できます。現在、Skin Cancerの全面的な電子ジャーナル化も検討中です。これを機会に各方面からのご意見、ご要望をお寄せいただければ幸いです。

 日本皮膚悪性腫瘍学会は、皮膚腫瘍学の研究の進展とその診療レベル向上のために、今後も最大限の努力を続けてまいります。何卒、格別のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2012年(平成24年)7月
日本皮膚悪性腫瘍学会
理事長 土田 哲也

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